おじいちゃんのメール2 ハンガリーの首都ブダペスト
ドナウ川の北岸、つまり宮殿や貴族の邸宅そして日本流にいえば、武家屋敷があった所が「ブダ」。
そして南岸に開けた商業都市がペスト。ブダペストはブダとペストからできていて、今でもその名残が色濃く残っているよ。
まるで博多と福岡の関係のよう。
ペストにはホテル、レストラン、カフェテラス土産物屋、ブランドの店が軒を連ねているよ。
そしてブダはね、ドナウ川の河畔の小高い丘の上が古城になっていて、
その丘一帯の12世紀頃に立てられた宮殿や、
城郭、教会や敷石道なんかがユネスコの世界遺産に登録されているよ。
ハンガリーの絶景写真から引用
世界遺産に登録されている漁夫の砦から、
眼下に見えるドナウ川の眺めは素晴らしいし、ドナウ川にかかる15世紀頃の鎖橋の眺めは絶品だよ。
この眺めゆえにブダペストは東欧の真珠と言われているのだよ。
とうとうと流れるドナウ川、その岸辺にたたずむ国会議事堂、あちこちに聳える教会の塔、オレンジの屋根に白い壁、木々の緑、ヨーロッパを代表するような景色だと思う。
ハンガリーは東西が対立していた頃、いわゆる共産圏だったから手が回らなかったのだろうね、街中の建物が汚れてくすんでいるよ。今一生懸命きれいにしているけれどね。
面白いのは「カフェ、ニューヨーク」
ここへも連れて行きたいよ。
外観は例に漏れずくすんだ建物だけど、中に入ればビックリ、
金箔を張り巡らせた宮殿を思わせる絢爛豪華な装飾と作りで、
きっと感激すると思うよ。
そこは食事もできるようになってはいるけれど、昼間はカフェテラスになっていてね。
ピアノの生演奏も聴けるしリクエストも受けてくれるのだよ。
でも食事はなんといっても「グンデル」。
エリザベス女王やダイアナさんがよく使っていた店で格式があって
宮殿を思わせるとても豪華なレストランだよ。
おじいちゃんのメール1 ハンガリーの貴腐ワイン
ヨーロッパの料理に 今でも砂糖を使わないの知ってます?
ヨーロッパは寒い国だから 砂糖がなかったのでしょう
だから 砂糖は貴重品だったのでしょうね
彼らは今でも食後に必ずケーキを食べます
糖分を補給するためです
ケーキのなかった時代
皇帝達はブドウ畑でカビの生えたブドウばかりを集めて
ワインを造りました
甘いワイン(貴腐ワイン)ができたそうです
皇帝たちは貴腐ワインを食後に必ず飲んだそうです
皇帝達しか飲めなかったワイン それが貴腐ワインだったのです
ハンガリーでの仕事が終わって
この貴腐ワインを見つけてカートンにつめてお土産に持って帰りました
会社の商事部の連中に笑われました
バーター取引で この貴腐ワインを50万本買ったそうです
誰も欲しがりませんでした
重たいのに持って帰って いったいなんだったのか・・・
大失敗でした
おじいちゃんのメールを引用